衛星SAR地盤変動測量について

「衛星SAR地盤変動測量」とは何ですか。
衛星合成開口レーダー地盤変動測量(衛星SAR地盤変動測量)とは、国土地理院が行う干渉SARにより地表の変動を把握するための測量です。 国土地理院では、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が運用する 衛星「だいち2号(ALOS-2)」 の観測データを用いた干渉SAR時系列解析を定常的に行い、その結果を基本測量成果として提供しています。
この測量成果により、従来の測量では把握することが困難であった局所的な変動を把握することが可能です。
提供している成果を教えてください。
全国を対象とした干渉SAR時系列解析で得られた衛星視線方向の変位速度(南行・北行)、上下方向の変位速度、東西方向の変位速度の数値データをgeotiff形式で提供しています。
変位速度とは、1年あたりの平均的な変位量で、2014年以降の観測データを解析し、算出しています。
なお、これらの成果は、地理院地図から閲覧することも可能です。 (地理院地図では閲覧のみとなります)
更新状況を教えてください。
1年に1回、3月末に更新する予定です。

干渉SAR時系列解析について

「干渉SAR」とは何ですか?
干渉SARは、衛星から同じ地域を2回観測し、その観測データを精密に比較することで、観測間で生じた変動を検出する技術です。 この技術により、広い範囲を面的に把握することができます。 一方、様々な誤差により地表の変動か誤差かの区別が難しいという問題もありました。
干渉SARについては、国土地理院ホームページ「干渉SARを知る」もご参照ください。
「干渉SAR時系列解析」とは何ですか?
干渉SAR時系列解析は、干渉SARで得られる多数の結果を統計的に処理することで、検出精度を向上させる技術です。 この技術により、広い範囲を面的に、かつ高精度に地表の変動情報を得ることが可能です。
干渉SAR時系列解析については、国土地理院ホームページ「干渉SAR時系列解析」もご参照ください。

成果データのダウンロードについて

ファイルのサイズ容量はどの程度ですか。
選択する範囲にもよりますが、1ファイルあたり概ね40MB程度です。
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